カルーナ

カルーナ
別 名 ヘザー・ギョリュウモドキ
科属名 ツツジ科カルナ属
園芸分類 耐寒性常緑低木
原産地 ヨーロッパ・モロッコ
特 徴 花壇やプランターに植えて楽しみます。初秋から冬の間、お庭を明るく彩ってくれるでしょう。花の咲く品種のものと、咲かない品種のものがあります。カルーナは1属1種の植物で「ブルガリス」1種のみが存在しますが、変種や園芸品種が数多くあり、どれも個性的でバラエティーに富んでいます。カルーナという名前はギリシア語で「掃く」を意味する「kallyno」に由来し、枝がほうきとして利用されていたところから名付けられました。
栽 培 寒さにとても強く(氷点下20度ぐらいまで耐えます)、雪の下でも生育する丈夫で育てやすい常緑低木ですいですが、耐暑性はあまりなく、夏にできるだけ涼しい環境で育てることがポイントとなります。真夏は雨や西日の避けた半日陰の軒下などに移動させ、できるだけ風通しをよくした涼しい環境で育てたほうがよいでしょう。原産地のヨーロッパでは荒地や湿地に広く自生しています。
園芸品種は非常に多く、葉を観賞するものと花を観賞するものに分けられます。「ガーデンガールズ」は、花が開かない品種なので花もちが良く、色彩の寂しい秋~冬の時期のガーデニング材料として最適です。近縁種のエリカと似ていますが、花や葉などの特徴に違いがあります。直射日光を好むため、日当たりと風通しの良い場所で管理しましょう。
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。過湿にすると根腐れを起こしやすいので気を付けます。用土はやや酸性で通気性の良い腐植質のものを好みます(鹿沼土7:ピートモス(もしくは腐葉土)3の割合)。水は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。寒さには強く耐凍性もありますが、寒風に多くあたると葉が傷むことがあるので注意しましょう。肥料は控えめにしますが、与える場合はリン酸分の多い緩効性のもの与えると良いでしょう。夏場は肥料を与える必要はありません。植え替えは、3~4月、9~10月が適期です。水はけや風通しを考慮してやや山高に土を盛ったり、緩い傾斜をつくり植え付けます。枝がやや横に張るので複数株植える場合は50~60cmの間隔をとって植え付けるようにしましょう。
開花時期
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
                 
花言葉 自立・旅立ち・誠実


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