セダム

セダム
別 名 マンネングサ(万年草)
科属名 ベンケイソウ科マンネングサ属(セダム属)
園芸分類 常緑多年草
(半耐寒性多肉植物)
原産地 世界各地
特 徴 セダムは、花壇苗としても流通する、ポピュラーな春秋生育型の多肉植物です。ベンケイソウ科の多肉植物の属としては最も大きく、全世界の主に温帯から亜熱帯地域に約420種が知られています。そのうち約170種が南北アメリカ大陸に、約140種が日本を含むアジアに、約100種がヨーロッパから中東、アフリカに分布しています。
出回っているものは大きく分けて日本原産種と洋種の2タイプに分けられます。日本原産種は日本の気候に合い、寒さ、暑さ、乾燥に強くて丈夫です。屋外でも育つので、地面を覆うグラウンドカバーにも適しています。
栽 培 日本では春秋生育型として栽培します。生育期は3月から6月ごろの春から初夏と、9月から11月の秋で、その間の暑い夏期と寒い冬期には休眠します。落葉種のすべてと常緑種の一部は耐寒性が強く、強い霜に当たっても傷むことはありません。その一方、高温多湿には弱いため、梅雨から夏にかけては雨が当たらず、風通しのよい半日陰になる場所で夏越しさせます。秋には戸外の日当たりのよい場所に移動させます。涼風が吹くころから紅葉し始め、春の開花時期ごろまでは鮮やかな発色が楽しめます。庭植えにする場合は水はけのよい場所に植え、夏場に雨が当たらずに半日陰になる場所が理想的です。春と秋は土の表面が乾いたらたっぷりと与えるようにしましょう。乾燥に強い植物ですが生育期はたっぷりと水を与えて育てます。梅雨明けから夏の休眠期に用土が湿りすぎていると根腐れを起こすことがあるので水やりは控え、雨も当てないようにします。
肥料はほとんど必要なく、植え替えや植え付け時にゆっくり効くタイプの粒状肥料を土に混ぜ込んでおけばそれ以上必要ありません。肥料をたくさんやっても意味はないです。土質はあまり選ばずよく育ちます。赤玉土(小粒)5:腐葉土3:パーライト2の割合で混ぜた用土など水はけの良いものを使います。株分け、さし芽、葉ざし、タネまきでふやします。適期はいずれも3月から5月、9月から10月です。
開花時期 種類によって異なる
花言葉


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