ストレプトカーパス

ストレプトカーパス
別 名 ウシノシタ
科属名 イワタバコ科ストレプトカルプス属
園芸分類
原産地 アフリカ・マダガスカル・熱帯アジア
特 徴 アフリカ、マダガスカル、熱帯アジアにおよそ130種が分布します。ほとんどの種が毎年花を咲かせる多年草で、鉢植えで栽培します。気温などの条件が整えば、一年を通して開花するものもありますが、自然環境下では主に春と秋に花を咲かせます。花はラッパ状で先端が5つに裂けます。花色は青、青紫、紫、赤、ピンク、白など黄色以外の園芸品種はたくさん揃っています。名前はギリシア語のストレプトス(streptos:ねじれた)とカルポス(karpos:果実)の合成語で「ねじれた果実」の意味です。
栽 培 ストレプトカーパスの一枚葉タイプのあの巨大な葉っぱは「双葉の一枚」です。一般的な植物は種を撒くと、まず双葉が出ます。そのあとに本葉出るのですが、双葉と本葉は形が全く違います。双葉は芽を出すためのスペースシャトルのブースターのようなものです。この一枚葉のストレプトカーパスはこの双葉の一枚だけが発達して、本葉が生えないものです。
花が咲き終わったら、花茎を切り落として株が疲れないようにしましょう。高温多湿が苦手で、夏は株が弱って花も咲かなくなることが多いです。夏をできるだけ涼しく過ごさせるのが、栽培のポイントです。夏の暑さと強光線が苦手な植物です。30℃以上の高温が続くと株が傷んだり、腐ってダメになることがあります。基本的に一年を通して直射日光を避けた室内で管理します。6月~9月の日差しが強い時期は明るい日陰で育てます(戸外の半日陰でも問題ありません)。熱がたまらないように、風通しのよい場所を選ぶのも大切です。それ以外の時期は柔らかい日射しの場所が適しています。暗い日陰だと花付きが悪く、株も軟弱になってしまうので夏を除いて適度な日差しに当てることがコツです。
暑さには弱い反面、耐寒性は比較的強く5℃以上あれば越冬できます。土は適湿で、空気中が潤っているような環境を好みます。春と秋は土の表面が乾いたらたっぷり、夏と冬は控えめが基本になります。暑いと株が弱って水もあまり吸収しません。そんな状態で過湿にすると根が傷み、腐ることがあるので、夏は気をつけましょう。冬は寒さで生育がゆっくりになるので、土は乾かし気味に、水やりの回数を控えます。水やりとは別に、湿度を高めるためにときどき周囲に霧吹きなどで水を吹きます。ふやし方は、株分け、葉ざし、さし木で増やすことができます。株分けは植え替えと同時に行います。葉ざしとさし木は6月~7月頃が適期です。
開花時期
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
             
花言葉 信頼に応える・主張


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