リンドウ

リンドウ
別 名 疫病草(えやみぐさ)・苦胆(くたに)【和名:龍胆(りんどう)・竜胆(りんどう)】【英名:ジェンチャン】
科属名 リンドウ科リンドウ属
園芸分類 宿根草
原産地 アフリカ以外の亜熱帯から熱帯
特 徴 りんどうの名は中国名の音読みで、根が胆汁のように非常に苦いことにちなんでいる。漢方では胃の薬。リンドウの仲間は約400種類(日本にはそのうち約18種と8変種がある)が分布しています。
栽 培 日光をこのみ、生長期は少なくとも半日以上は日に当ててください。また、日照不足ですと茎葉も間延びしたようになってしまうこともあります。よく日に当てることで枝葉もよく伸びて丈夫な株になり、花付きも良くなります。
「葉は元気(枯れていない)なのに花が付かない」場合、ネコブセンチュウや根づまりなども考えられますが、第一の原因は「日照不足」の場合が多いです。
つぼみも日が当たると開き、日陰では閉じてしまいますので鉢植えを購入した場合もできるだけ日当たりのよい場所に置きます。ただし、暑さと乾燥にやや弱いので真夏は直射日光を避けた明るい日陰のほうが安全です。夏は風通しのよい場所で日射しをある程度遮って夏越しさせます。
暑さに弱い反面、耐寒性は強く霜や寒風に気をつければ屋外で冬越しできます。露地で育てる場合はできるだけ涼しい地域が適しています。
リンドウは根の乾燥を嫌う植物です。春の芽が出る頃から花が終わる晩秋までの間、極端に乾かさないように土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。特に真夏は乾きやすいので水切れには気をつけましょう。水切れを起こしてしまうと、葉が下の方から枯れてきます。
乾燥に弱いからと言って、常に土が水でじめじめしているような状態にすると、今度は湿りすぎで葉の先から枯れ込むことがあります。草花全般の基本ですが水やりはメリハリを付けて、土の表面が乾いていたら与えるようにします。つぼみや花びらに水がかかると傷むことがありますので、開花中は株元から静かに水を与えます。
肥料はさほどたくさん必要ありませんが少し与えるとよく育ちます。芽の出る頃から真夏の暑さがくる手前まで、月に2回程度液体肥料を与えます。湿りすぎで葉の先から枯れると前述しましたが、肥料のやり過ぎでもそのような状態になることもありますので、やり過ぎには気をつけましょう。
鉢植えの場合、鉢の中が根でいっぱいになり根づまり状態になると花付きが悪くなりますので、1~2年に1回一回り大きな鉢に植え替えます。
さし芽(さし木)、株分け、タネまきでふやすことができます。さし芽は5~6月が適期で、茎の先端を5~8cmの長さに切り、土に挿す部分(2~3cm)になる下の方の葉を取り除き鹿沼土を鉢に入れてそこに挿します。
日陰で乾かさないように管理すると1ヶ月ほどで根が出てきます。株分けは3~4月に行います。株を鉢から抜いて(地植えの場合掘り上げて)傷んだ根をある程度取り除いて、根をしっかりと両手でもって裂くようにして分け、それぞれを植え付けます。
開花時期
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
               
花言葉 悲しんでいるあなたが好き・正義・的確


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