ラベンダー

ラベンダー
別 名 なし
科属名 シソ科ラベンダー属
園芸分類 常緑性低木
原産地 地中海沿岸
特 徴 ラベンダー(ラヴァンドゥラ属)はカナリア諸島~地中海沿岸、インドにかけて20数種が分布する小低木です。主に栽培されているものに、イングリッシュラベンダー、フレンチラベンダー、フリンジドラバンダ-、ウーリーラベンダーなどがあります。栽培、利用の起源は古代ローマ時代と言われています。
日本には19世紀の初めに渡来しましたがそのときはほとんど普及しませんでした。日本での栽培の始まりは昭和12年、フランスから導入した種子を日本各地で栽培したのがはじめとされます。 ラベンダーの名前はラテン語のラヴァンド(洗 う)にちなみ、古代ローマにおいて入浴剤のように広く利用されていたところにちなみます。また、衣類を洗う際、香り付けにラベンダーが用いられたという説もあります。
栽 培 植える場所は日当たり、水はけ、風通しがよいのが理想です。日当たりが悪いとラベンダーの色づきが悪くなったり、徒長して軟弱になります。風通しが悪いと蒸れにつながり、枯らしてしまう原因になります。酸性土壌の中和(石灰の散布)も行った方がいいでしょう。
花が満開になる前に、収穫も兼ねて花穂を切り落とします。ずっと花を見ていたいですが、これは株の消耗を軽減するために必要な作業です。ラベンダーは高温多湿を嫌う植物で、夏に向かって行くにつれ弱ることが多いです。開花でエネルギーを大きく消耗すると、暑さで極端に衰弱することもあります。夏に向けて体力を温存するために花は早めに切り落としましょう。葉が茂って風通しが悪くなると、蒸れて下の方の葉が黒く変色して枯れます。梅雨に入る前に混み合った枝を切ったり、枯れた枝葉を丁寧に取り除いて、株内部の風通しをよくします。乾燥気味の土壌を好むので、水やりは土の表面が乾いてから行います。
肥料は植え付ける際に土に混ぜ込んでおけば、年1回、9月頃に追肥を与える程度で充分です。肥料を全く与えないと、株の体力が充分付かず、花が咲き揃わないことがあるので気をつけましょう。タネまき、挿し木でふやすことができます。挿し木の時期は5月~6月、9月~10月で、虫や病気のついていない芽を10cmほどに切ってさし穂とします。その際、土に埋まる部分の葉っぱは全部取っておきましょう。
タネまきは3月~4月におこないます。タネは発芽しにくく、芽が出るまで2週間ほどかかるので、それまで乾かさないように十分注意しましょう。
開花時期
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
                 
花言葉 あなたを待っています・期待・私に答えてください


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