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サイネリア | ||
別 名 | 蕗桜(ふきさくら)・蕗菊(ふきぎく)・富貴菊(ふうきぎく) 【英名:シネラリア】 |
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科属名 | キク科サワギク属 | |
園芸分類 | 1・2年草 | |
原産地 | 北アフリカ・カナリア諸島 |
特 徴 |
サイネリアはキク科の不耐冬性一年草です。本当は「シネラリア」と読むのだそうですが、語感がどうも良くないということで、お花屋さんではサイネリアと呼ぶのだそうです。もともとは毎年花を咲かせる多年草に分類されます。 アフリカ大陸に近いスペイン領カナリア諸島で、高温多湿に弱く、夏越しが困難で、一年草として扱われています。寒さにはある程度耐えますが、霜や寒風に弱いので、花壇での栽培は不向きで、主に、プランターや鉢などで栽培されています。 日本に伝わったのは明治の初期で、改良を重ねて今日のような品種になりましたが、なかでも蛇の目入りのシネラリアは、日本人がつくり出した優れた品種として、海外でも高い人気を博しています。 |
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栽 培 |
花の咲いた鉢植えを購入した場合、ほとんどのものが温室栽培なので、寒さに対する抵抗力が弱く、外では枯れてしまいます。室内の日当たりの良い窓辺などで管理して下さい。ただ、暖房の効いた部屋では土が乾燥しやすく、花の寿命も短くなってしまいます。温風が直接当たる場所は避けましょう。 日中20℃以下で、夜間5~10℃を保てれば理想の環境です。凍るほどの低温や霜には耐えられませんが、室内で1~2℃程度の低温までなら大丈夫です。日中、一時的に30℃前後になっても支障はありませんが、高温の状態が続くようだと花もちが悪くなります。長期間よい状態で鑑賞するには、高温を避けた温度管理がもっとも大切です。水をよく吸い、水切れをおこしやすい植物で、特に開花中の株は水をよく吸います。土の表面を触ってみて半乾きになった状態ならたっぷりと水を与えます。 花に水をかけると傷んでしまうので、株元に静かに水を与えるようにします。肥料を絶えず必要とします。肥料は土にあらかじめゆっくりと効くタイプの肥料を少量混ぜ込みます。追肥は10日に1回液体肥料を与えます。生育中に肥料を切らすと花つきが悪くなり、花の大きさも小さくなります。開花中に肥料が切れるとせっかくたくさん付いたつぼみが開かずに枯れてしまうこともありますので肥料は切らさないようにしましょう。 窒素過多になると葉ばかり大きくなって、開花が遅れるので注意しましょう。用土は、有機質に富んだ水もちの良い土を好みます。赤玉土(小~中粒)5:ピートモス3:バーミキュライト2の割合で混ぜた土を使用します。花後の管理は、開花が終わったら、花茎の蕾のないところまで切り戻し、一回り大きな鉢に植え替えます。すると、2ヶ月ほどのちにもう一度花を楽しむことができます。植え替えの際は、緩効性肥料を少量、置肥するのを忘れないようにしましょう。その後は、一年で枯れてしまいますので植え替えの必要はありません。 本来宿根草ですが、日本では夏が暑すぎ、また冬も寒すぎるので、戸外での栽培に不向きで、温室植物として扱われ、秋まき1年草に分類されています。夏を無事に越させるのは非常に難しく、たいてい枯れてしまいます。ですが、種とりは容易な植物です。花後しばらくすると、タンポポのような綿状になります。そのつけ根に黒い小さなタネができるので、これを採種して、8~9月ごろに蒔くことで殖やすことができます。 |
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開花時期 |
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花言葉 | いつも快活・望みある悩み・喜びに満ちている |
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