キウイフルーツ | ||
別 名 | キウイ、シマサルナシ 【和名:オニマタタビ】 |
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科属名 | マタタビ科マタタビ属 | |
園芸分類 | 果樹 | |
原産地 | 中国 |
特 徴 |
キウイフルーツはもともと中国が原産で、20世紀の始めにニュージーランドに種子が渡り、その後、品種改良されて、世界に広まるようになった。 果実はニュージーランドの国鳥キウイに形や色が似ていることから、キウイフルーツと名づけられた。一般にキウイと略されることが多いが、正式名はキウイフルーツという。薬剤散布もほとんどしなくてすむ、家庭向きの果樹です。 |
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栽 培 |
つる性で、つる自体が巻きつくので、摘心など夏場の管理をしないと収まりが悪くなります。そのうえ、寒くなるまで落葉しないので、テラスなどの日よけには向きません。また、雌雄異株のため、2本分の場所が必要です。ただ、並べて植えなくても、10m前後離れている程度なら受粉に問題はないので、雄木は物置の屋根などに這わせ、雌木だけを棚で育てればよいでしょう。 品種を選ぶ場合、雌木の開花時期に合った雄木を選ぶ必要があります。人工受粉をするなら、開花の早い雄木の花粉を貯蔵しておくとよいでしょう。果実は追熟が必要で、収穫してもすぐには食べられません。 苗木の植え付けは、12~3月に行い、2~3芽残して切り返す。棚仕立てでは、支柱のそばに雌木を植え、支柱にまきつかせないよう、まっすぐ誘引する。施肥は11月に有機質肥料、2月に速効性の化成肥料を与える。蕾がつき始めたら摘蕾を行う。キウイフルーツは結実後の初期発育が早く、開花後30~50日もすれば収穫時の8割程度にまで肥大するので、摘果よりも摘蕾のほうが果実肥大に効果がある。摘蕾では葉10~12枚の長果枝で3~4個、6~7枚の短果枝では2個を目安に残す。開花1ヶ月後の6月下旬から7月上旬に、今度は摘果を行い、小果や傷果などを取り除き、最終的に長果枝で3果、短果枝で1果を残す。 開花したら人工授粉をすれば、より確実に受粉できる。人工授粉をする場合は、雌花が三分咲きから満開の頃に行い、雄花を雌花の中央部につけて授粉させる。雄花1個で雌花を5~10花、授粉できる。キウイフルーツは通常、収穫後に追熟させてから食べる果物なので、果皮の地色が茶色になった頃、まだ果実が堅いうちに収穫をする。収穫するときは、果実を手で握り、親指で果梗を押すと、簡単に果実が離れる。 【収穫時期:10~11月】 収穫した果実は、20℃前後の室温に置いておけば2週間程度で熟して食べられるようになる。食べ頃は果実を軽く押して、少しへこむようになった頃。エチレンを多く発生するリンゴやミカンと一緒にビニール袋に入れておけば、さらに早く熟す。果肉が黄色系や赤色系の品種は、追熟させなくても樹上で熟すことが可能。剪定は12月下旬~2月上旬に行う。前年に実をつけた節からは発芽しないので、実をつけた枝は実のついた位置から3~5芽残して、先端を切り返し、実をつけなかった枝は基部から8~10芽残して切り返す。仕立て方には棚仕立てや垣根仕立てなどが向く。 鉢植えで育てる場合は、7~8号鉢に植え付け、2芽残して先端を切り返す。支柱を立てて、つるを巻きつかせずに真っ直ぐに誘引して、3年目にあんどん仕立てにする。収穫は7~8果を目安にする。土は、赤玉土6・腐葉土3・砂1ぐらいの割合がいいでしょう。 |
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開花時期 |
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花言葉 | ひょうきん |
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