シャクヤク | ||
別 名 | 夷草(えびすぐさ)・ピオニー【和名:芍薬(しゃくやく)】 | |
科属名 | ボタン科ボタン属 | |
園芸分類 | 宿根草 | |
原産地 | 中国北部からシベリア南部 |
特 徴 |
『立てば芍薬、座れば牡丹』と昔から美人を形容する花。シャクヤクは、北朝鮮、中国東北地方、蒙古、シベリア地方原産で、古くに中国から薬用として日本に渡来しました。すでに、足利時代には栽培されたという記録が残っていて、これによりボタンより先に渡来したことがわかります。 花には白色、薄紅色を主にして多用な園芸品種に改良されていて「和漢三才図会(わかんさんさいずえ)」には500種をこえる品種があるとされています。 漢方としても用いられ、効能については腹痛・知覚異常を除き、刺すような痛みをとり、また発作性の痛みをとり、利尿(りにょう)の効き目があります。シャクヤクは、漢方の要薬であり、婦人薬として利用度が最も高く、また、筋肉の痙攣(けいれん)からくるひきつけを和らげ、腹痛、疼痛(とうつう)、下痢などに用います。 |
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栽 培 |
日当たりの良い場所で育てます。日当たりの悪い場所では花付きが悪くなります。地中が高温になると根が弱り生育に悪影響を及ぼすおそれがあるので、鉢植えの場合、真夏は二重鉢(一回り大きな鉢にすっぽりと入れる)にして鉢内の温度が極端にあがらないように工夫します。庭植えの場合は腐葉土や敷きワラで株元を多うとよいでしょう。 開花時期は強い風や雨に当たらない場所に置けば花を長く楽しむことができます。寒さには非常に強いので防寒対策は特に必要ありません。咲き終わった花はそのままにしておくとタネを作るのに栄養がとられてしまうので花首のあたりからもぐように摘み取ります。はさみに付いた菌が切り口から侵入してウイルス病を起こすおそれがあるため、はさみを使う場合は清潔なものを用意します。 株が大きくなると芽がたくさん出るようになりますが、すべての芽をそのまま育てると栄養が分散してそれぞれの芽に十分に行き渡らず、弱い芽ばかりになり葉ばかり茂って花が咲かなくなります。4~5年経た大株は花後に細くて生長の悪い芽を地際から切り落として芽の数を整理して栄養の分散を防ぎ、丈夫な芽を育てるようにします。 また、株分けも有効な方法です。乾燥を嫌うので土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えましょう。夏場は乾きやすいので水やりの回数は多くなり、冬は乾きにくいので少なくなります。肥料は3月と9月の年2回、ゆっくり効く化成肥料を株元に軽く施します。肥料が多いと株はよく育ちますが花が咲きにくくなります。 植え替えの適期は9月下旬から11月上旬です。この時期以外に植え替えや株分けなど根をいじる作業を行うとその後の生育が芳しくなかったり、十分に根が張れずに翌年花が咲かなかったり咲いても小振りになることがあります。 同様の理由で苗を購入して植え付ける場合もこの頃がよいでしょう。芽に2~3cm土が被るくらいの深さ、株が地表から見えないように植え付けます。用土は、腐葉土などの有機質がたっぷり入った土が適しています。砂質の土壌は乾燥しやすいので不向きです。鉢植えにする場合は赤玉土6:腐葉土4の割合で混ぜた土を用います。 |
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開花時期 |
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花言葉 | 内気・はじらい・はにかみ |
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