トウガラシ

トウガラシ
別 名 なし
科属名 ナス科トウガラシ属
園芸分類  
原産地 熱帯アメリカ
特 徴 ビタミンA、Cが豊富で、辛味成分のカプサイシンが胃液分泌や血行促進に効果を発揮するトウガラシの歴史は古く、その起源は紀元前6500~5000年にまでさかのぼります。メキシコ・テオティワカン遺跡から栽培種の遺片が出土したことから、原産地は熱帯アメリカとされており、15世紀末にコロンブスによってヨーロッパに運ばれ、その後、世界各国に広まっていきました。
日本には16世紀ごろに渡来し、江戸時代にはすでにいくつかの品種が作出。現在では、食用としてだけではなく、熟すにつれて実の色が変化する“五色(ごしき)”や“榎実(えのみ)”などの観賞用品種も多く栽培されています。なお、収穫時期は8~10月。6~8月には、白く清楚な花を咲かせます。
栽 培 適温は25℃。生育適温は25~28℃で、32℃を超えると株が弱りはじめます。日当たりのよい場所を好みます。ただし、直射日光が一日中当たるような場所では、夏に日除けを施して実焼けが生じるのを防ぎましょう。夏には、株の周囲にわらなどを敷いて土の表面が乾燥するのを防ぐとともに、水を噴霧して、空気中の湿気を保つようにしましょう。表土が乾き始めたら、たっぷり水を与えます。とくに7~8月は、土の乾き具合をチェックし、こまめに水やりを行いましょう。
地植えの場合は、排水性・保水性ともによく肥沃な土質の場所を選びます。鉢植えの場合は、赤玉土6、腐葉土4の割合で混合した土が最適です。実、葉ともに夏から秋が収穫時期です。実は真っ赤に熟したら順次手摘みします。実がそろって色づく品種では8割ほどの実が赤く熟したところを見はからって株ごと引き抜いて収穫してもよいでしょう。葉は8~10月にいつでも収穫できます。タネから育てられますが、初心者には難しいので苗を購入しましょう。
開花時期
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
                 
花言葉 旧友・雅味・嫉妬


※無断転載・複製・営業利用を禁止いたします。